1月, 2021 - SOMATTICA

逆行も逆手に順行

2月のオンライン予約の受付を開始しました。

29日は満月でした。
満月の前後はエネルギーが高まりやすく、活動的になりやすい傾向があるようです。
行動や感情の振り幅も大きくなるのでちょっとしたことがやけに引っかかっていつもの自分ではないような気持ちになったら夜空を見上げてみると、それはただ月の影響なのかもしれません。
戸惑うほどの昂りの原因がわかったなら、静かな優しさがまたあなたの中に戻ってくるまで時間が過ぎるのをゆっくり待ちましょう。

今、私たちは大きな過渡期の中にいることを感じます。
その中で、自分らしく居ながら自分も周りも大事にできるようにとできることをしていきたいと思っています。
その中で昨年から個人的なSNSの利用を制限し始めました。

中川は地方の文化的なものに触れる機会の少ないところで生まれ育ちました。美術館や博物館もなく、学生の途中まで町には大学もありませんでした。
子供の頃から本を読むのが好きだったので、図書室や図書館の本を探す手段も知らないままに手当たり次第読み、気に入った本は何度も何度も繰り返し読んでいたと記憶しています。
小学5年生の時にインターネットと出会い、中川は自分の趣味嗜好について探求する場とそれを語り合う仲間を得ることができました。
それからずっとインターネットは情報収集と自己表現の重要なツールとしてそばにあり、年代や時代の流れと共に付き合い方を変えてきました。
インターネットは生活を便利にするためのあくまで道具として捉え、便利すぎる道具にいつの間にか振り回されてしまうことがないようにありたいと思っています。

中川は文字でのやりとりはコミュニケーションにはならないとずっと考えてきました。
発信と受信という一方向の特性を持つ以上、情報や状況の共有はできてもどんなに文字数を重ねたとしても気持ちの共有はできません。
そこをコミュニケーションとして取り違えてしまうと誤解やすれ違いの種になりやすいように思います。
人工的な意志にあふれた電波の上でなくとも、人と人が結びつき繋がり会える場所はちゃんとあります。

明日から水星が逆行を始めるそうです。
水星が逆行する時期は電波関係やコミュニケーションにトラブルやすれ違いが生まれやすいと言われています。
この時期はトラブルに注意しつつ、もし注意していても困ったことになってしまったら。
もう星のせいにしちゃうのもいいかもしれません。
星の力を借りて素直になるきっかけにできるかもしれませんよ。

いろんなものの力を借りて、自分を整えゆとりを用意しておけばそこには何か新しいものが訪れてきます。
訪れてくれたそれに気付けるよう、心を開いて目を澄ませておけばいつもは難しい一歩もふとした拍子に踏み出せたりします。

先日、セッションの感想をいただきました。
感想を伝えることはエネルギーを使うと思います。ありがとうございます。
またセッションに活かしていきたいと思います。

まだ遠慮がちにですが春の匂いが微かに感じられます。
巡る季節を共に楽しめますように。
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
Total therapy salon SOMATTICA（トータルセラピーサロン　ソマティカ）
静岡県静岡市駿河区中田1丁目2-16 2F
駐車場：1台完備
営業時間　11:00~21:00（最終受付19:00)
月曜定休
ご予約はこちらより承っております
https://www.somattica.com
オンライン予約（前日までのご予約受付）
https://reserva.be/somattica
お電話
090-6292-5033
施術中は電話に出られませんので留守番電話へ伝言をお残しくださいませ
お二人様での事前ご予約も承っております
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

温かさをひとかけ

昨日は久しぶりの雨。冬の間は雨が少なく時たま降る雨が、心をしっとり潤してくれる恵みの雨に感じます。

先日、知人から南瓜のスープの作り方を聞き、とても美味しそうだったので作ってみました。

小さめに切ったカボチャと少しのジャガイモに少しずつ水を足しながら、段々ほろほろと崩れ形が滑らかに溶けていく様子を眺めていました。外は風もなく静かに降る雨の音が時折ぼうっとふやけた意識をくすぐります。

雨音に混じって呼吸の音も聴こえてくるよう。
長く深く少し低いところを響くような。

味付けは塩と一欠けのバター。自分で作る時にバターを使う発想はなかったので教えてもらったからこそ。
ちょうど冷蔵庫に使い所のないバターが一欠け「待ってました」とばかりに出番を待っていたのです。

その一欠けを鍋に入れるとご褒美のような甘い香りが立ちました。

「頭の思考」と「心」と「魂」について考えを巡らせると。
「思考」は身体への司令塔とよく言われます。命令を身体に出します。
「心」は身体全体で感じたことを一つの場所に集めて「状態」として表現する。
「魂」は今在る自分の意識だけではなく、過去や未来、それもずっと遡ったりずっとずっと光の先を辿ったり、そして自然や他者、祖先などとの繋がりを全て包むもの。
「思考」はクールな印象です。冷静な判断。
「心」は温かさや重さ。心地よさは暖かく軽やか。
「魂」は時々難しい宿題を出してきますが、仲良くできると色々な気づきや道を教えてくれます。

「思考」と「心」が反発したりお互いをないがしろにしていると身体やメンタル、また普段の生活環境にも不調が出てきます。「魂」はそんな状態を見るにみかねて半ば強制的とでも思えるような力で軌道修正を提案してくれます。

それぞれが滞りのない交流をし、目が開かれて「温かい思考と行動」ができますように。
できることによって何かいいことがあるのか、と言えば。。。
居心地が良く心地のよいゴキゲンな自分でいられますよ、と。

出来上がった南瓜のスープはまだ自分の味ではないちょっとよそ行きの味がして普段の食事が少し華やぎました。
何度も作っていくうちにきっと馴染みのある自分の味になっていくのでしょう。それも楽しみです。
そして教えてくれた知人にスープを作ったことを話すのも楽しみです。

∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞
Total therapy salon SOMATTICA（トータルセラピーサロン　ソマティカ）
静岡県静岡市駿河区中田1丁目2-16 2F
駐車場：1台完備
営業時間　11:00~21:00（最終受付19:00)
月曜定休
ご予約はこちらより承っております
https://www.somattica.com
オンライン予約（前日までのご予約受付）
https://reserva.be/somattica
お電話
090-6292-5033
施術中は電話に出られませんので留守番電話へ伝言をお残しくださいませ
お二人様での事前ご予約も承っております
∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞∞

1/16　ヒトヤドMarketに参加します

毎日毎日寒い日が続きます。
静岡もこんなに寒くなるのかと中川は驚きながら暖かく過ごすことに勤しむ日々です。
寒い日にはコトコと豆が煮えるのを見守りながら本読みに耽っていると、寒いからこその温かさになんとも言えない冬の楽しみを見つけたような気持ちになります。

鏡開きも過ぎ、身体のリズムが日常に戻ってくる頃。

年が明けても何かと不安が去ることはない毎日ではあるかと思います。
不安の隙間から入り込んでくる「ねばならぬ」が責める気持ちや動き出せない鬱屈な気持ちに育ちがちかもしれません。
胸を開き、呼吸を深く、ご自身のエネルギーの心地よさを感じられるお手伝いができればと思います。

ソマティカは本日も暖かく通常営業です。
16日は人宿町で開催される「ヒトヤドMarket」へ参加させていただきます。
ベッドでのクラニアルセイクラルセラピーなど頭部を中心とした施術をさせていただく予定です。
クラニアルセイクラルセラピーとはオステオパシーから派生した頭蓋骨と仙骨の動きを緩やかな状態に戻すことにより身体がもっている自己回復力を引き出す手技療法です。
受けていただいた方から頭部が温かく包まれているような心地よさを感じるなどのご意見をいただいています。
寒いと全身もさることながら頭部もぎゅうっと締め付けられ、睡眠の質の低下、肩首の強張りなどが感じられやすくなります。

施術を受けていただく間、感染症対策や防寒など配慮させていただきます。
10:00~17:00
＜メニュー＞15分￥1500・30分￥3000のショートコース

かしこみかしこみまおす

先日、人類学のテキストを読んでいたところ

宗教、及び宗教に含まれない類の信仰も含め、「目に見えない世界」という合理的根拠なしに成立する世界と、合理的な証明を必要とする科学は相反する。しかし科学自体が「目に見えない世界」のような領域を否定しているわけではなく、未証明の領域が広大であるからこそ科学は前進することができ、宗教や信仰とはまた違った別の「証明を待つ仮説以外の形では扱わない」という姿勢が異なる点である。科学と真に相容れないのは、科学が証明したというものしか存在しないという科学主義と呼ばれる特殊な世界である。

というような意味の内容に触れ、思わずおお、と声が漏れ嬉しくなってしまいました。
というのもここ数ヶ月ふと思い出しては考えていた事柄だったからです。

科学とはなんだろうと考えたとき。
科学とは「反復して再現が可能であると証明できるほどに理解できたと思われる一つの説」だと中川は考えます。
仕組みや理屈がわかるからこそ現象を再現・分解ができる。そこから応用として生活において実用することもできるようになる。
そして必ずこれには「反証が現れる可能性」が常に含まれています。
つまり、今はそれが解明できたと思われているがいつの未来か違う反論が現れ結果が覆されるかもしれない可能性が常にあるということです。
今はその理解が正しいかもしれないが、次の瞬間は違うかもしれない。

科学において「絶対に正しい」ということはなく常に「間違っているかもしれない」という疑いの姿勢が必要なのです。
だからこそより正確さと反復性を求めるために証明に必要なより合理的な根拠を集めることが必要になるのです。
しかし、これは科学の実験だけに限られた話ではなく、私たちの日常でも大なり小なり「現実的な思考」という形で現れます。
ここで忘れてはいけない大切なことがあります。
私たちの心には自分の信じたいもの、見たいものを優先的に探すようなフィルターが無意識のうちにかかっています。
これを心理学では「確証バイアス」といいます。

この確証バイアスにより自分にとって都合の良い事実や根拠を優先的に取り込み、都合の悪いものは意識にすら登らないようにする傾向があるのです。
他にもたくさんのフィルターが私たちの心にはあり、それらが一人一人のものの見方を形作り、これをなくすことは不可能に近いと思われます。
現実を歪みや偏りを少なく受け止める対策としては「自分にはそういう傾向があるのだ」と自分を知ることです。自覚があることでこの影響を少なくすることができます。

対して宗教や信仰、信仰とは神仏に関わらず何かを「信じる」ということについて。
誰しもが自分の考え以外の何かを依り所とし、そこから枝葉のように伸び他者や社会と繋がって生きています。
国や文化、伝統、風習などの「意味はわからないけれどなんとなくやっていること」の積み重ねともいえる気がします。
その行為の「わからない部分」に光を当て証明していこうとするのが科学です。
この「わからない」から「わかる」ようにしていくことで長年「証明されたことだけが正しい」という意見が社会の風潮としてありました。
論争や討論が巻き起こり争いのタネとなっていたのは悲しいことです。
「証明されていないものはみんな嘘」という今考えてみると極論が極論とも扱われなかった頃もあり、かの漫画家水木しげる先生も「暮らしの中の影に光を当てることで妖怪がいなくなる」と嘆いておられました。
全てが煌々と照らし出され曖昧にして面白く時に怖く生活の中の少しの刺激であった「不思議」が存在する余地がなくなってしまうということですね。
日常の不思議が否定されてしまった結果、今の私たちは外に向けてより強い刺激として求めるようになりました。
これについては長くなってしまうのでまたいつか。

そう危惧されながらも実際、科学が証明できているものはまだまだ少なく人類全体の歴史を見ても科学が人々の生活とともにある時期はとても短いものです。
私たちが生きる世界にはまだまだたくさんの不思議があります。わかっていないことの方がはるかに多い世界の中で私たちは「わかったつもり」で生活をしているのです。

人の身体についても人の体を構成している成分や構造については名前が付いたり働きをなぞることはできても、なぜ歩けるのか、どうやって生命活動をしているのかという生命エネルギーなどについては最終的な答えは出ていませんし、文字を識別できる脳の仕組みについてさえもはっきりとわかってはいないのです。
私たちはそんなおぼつかない中に地球の多くの種類の生物の中の「ホモサピエンス」という一種類として漂っているのです。

全てわかろうというのも驕りであると思えますし、わからないものをそのまま放っておくのも怠慢のような気もしてきます。
見方は一つに限ったものではなく、たくさんのものの見方があるということ。
自分がちっぽけな存在であるということ。ちっぽけながらに自分の生きる世界を知りたいとしっかり目を開いて生きていこうとしていること。
それらを頭に置いておくことでおぼつかない中に不安よりももっとたくさんの不思議と面白さを見つけることができます。
そして皆さんが進もうとしているそれぞれの道は登山のように山の一つのてっぺんへ続いていることも知っておいて欲しいと思います。

いつの時代も社会が長く不安に覆われていると、不安の隙間から心に惑わせるようなものが入り込んできやすくなります。
それは一見、わかりやすく優しい姿に見えるかもしれません。
心を委ねてしまいたい、と思った時こそ私たちの心にはフィルターがかかっていることを思い出し、その上でしっかりその正体を見ようとしてみてください。
自分が信じたいと思える面だけではなく、批判的な目も持ってそんな意見も一度目を通してみて。
その時に感じる直感を観察してみてください。その奥には何がありますか？

どうか心の軸をしっかりと強く健やかに。
まずは胸を開いて頭を上げ視界を広く、思いっきり光と空気を吸い込める身体を意識してみましょう。
ソマティカではいつでも意識も身体もフラットに戻れるようお手伝いさせていただきます。

あけましておめでとうございます

2021年、あけましておめでとうございます。
ソマティカは3日より通常営業いたしております。
本年もよく学び体験したことをフィードバックさせていただき、みなさまの身体と心に寄り添うお手伝いができればと思っております。

新しい年を迎え、抱負を考えられた方も多いと思います。
ご自分に新しい変化の風を起こすために。
今までのやってきた普段の習慣を少しだけ変えてみることをお勧めしています。
一日一日を過ごす中で私たちは行動する際、無意識のうちにたくさんの選択をしています。
日頃の習慣はその選択する段階を省略し、機械的に自動化し形になったもの。
その省略された選択肢を選ぶ段階をもう一度見直し以前の自分では選ばなかった方の選択肢をあえてやってみる。
そうすることで、一見普段通りの日常の光景がまた違って見えてきます。
毎日の目に触れるもの、手で触れるもの、口にする物、話す言葉で私たちは輪郭が出来上がっている面もあります。

小さな選択の変化がやがて気づかぬうちに大きな変化へと導いてくれるでしょう。

みなさまにとってよき出会いに恵まれた豊かな一年になりますようお祈りいたします。