タイトルを書いてもう10月なのかと改めて驚いていた
先週くらいまでは蒸し暑くてまだ袖のない服を着ていたはずなのに、半袖を通り越して長袖になってしまった。
夏の日差しで焼けてパサパサだった髪と肌が汗をかかなくなったら急にしっとりしてきた、と思ったら空気が乾燥しだしてセッションルームに加湿器はいるかどうかを考えている。
とにかく駆け足で帳尻合わせのように次の季節への引っ越しが行われている。
今年の夏は本当に暑かった。「危ないですね」と声を掛け合った。
だけれどもうそんな暑さのことは忘れていて、南瓜やにんじんの煮物に身体が喜ぶ。
自由とはなんだろう。
何でもない時に、音楽に身を委ねることができることなのかもしれない。
躰にあいた二つの穴からこの世界を覗く時
今朝、コーヒーを淹れるとフィルターの中の挽いた粉がなだらかな坂を作っていて、私はそういえばまだ砂丘を見たことがないけれど、こんな感じなのかしらと思うくらいに美しかった。