彩とりどりの波のまにまに

11月とは思えないほど暖かいここ数日です。
それでもお身体の冷えはやはり潜んでいるようで、腰の痛い肩や手足の冷たい方が本当に多いと感じる数日でもまたあります。
どうぞ足元暖かく、余分に上着を一枚羽織られるなどされてください。

今回はマスク着用が難しいことなどで少し前にメディアで取り上げられることが増えた感覚過敏についてご紹介したいと思います。
感覚の感受性が異常に高かったり処理の深度が深いため、個人の処理能力を超えてバランスが取りづらくなる状態のことです。
「視覚過敏」「聴覚過敏」「嗅覚過敏」「触覚過敏」「味覚過敏」などがよく語られています。
感覚過敏の原因や治療法などはまだよくわかっておらず、発達障害などの症状の特徴的な一部として紹介されます。
発達障害以外にもウツ症状や神経の疲労などで一時的に現れる場合もあり、個人差があるためなかなか簡単に説明することが難しい状態ですが、感覚器官の異常が原因の場合と脳・神経伝達の機能に凹凸に原因がある場合の大きく二つに分かれているというのが現在の捉えられ方かと思います。

詳しい感覚過敏についての説明などは他にご紹介されている方が多くいらっしゃいますので、今回はこの感覚過敏の中の「聴覚過敏」と「視覚過敏」について過敏性を持つ人がどんな世界を生きているのか疑似的な体験動画がありますのでご紹介させていただきます。
ですが、先ほども述べましたが感覚というものは個人差が大変にあり定型発達(いわゆる健常者)でもお一人お一人の感じている世界は違うものです。
聴覚過敏、視覚過敏を持つ方々が皆、この動画と同じ世界を感じているわけではないことをご理解いただいた上でご覧くださいませ。

感覚過敏の他にも感覚鈍麻・感覚探求・感覚回避といった状態もあります。
鈍麻は感覚刺激に対して異常なほど鈍い状態。探求は感覚刺激をついて追い求めてしまう状態。回避は強い感覚刺激に対して回避行動をとってしまう状態のことです。

どれも普段、定型発達の方達も無意識のうちに取っている行動なのですが、感覚の凹凸が激しくどれかが突出していてどれかがとても弱い、バランスを欠いた状態になってしまうと目の前に広がる世界を認識し理解することが困難になってきます。
人によっては刺激が強すぎて痛みとして感じることもあります。
感覚は情報であり情報は刺激なのです。
適度な情報は脳を刺激し活性化させてくれますが、その情報が多すぎると脳が処理限界を越え痛みとして私たちにサインを送ってくるのです。
触覚過敏などがあると「衣服の襟の内側にあるタグがチクチク痛くて着られない」や「シャワーの水が体に当たると痛い」など。
また感覚を処理するためにエネルギーを多く消耗してしまいますので、刺激にさらされている間は自覚がなくても後に強い疲労感、倦怠感を感じたり、神経が昂り過ぎて不眠になってしまい、うつ病や適応障害などの二次障害につながることもあります。
この特徴を持つ方々にとってこれがいわゆる「生きづらさ」と言われるものかと思います。

感覚過敏への対処法としてはライフハックと呼ばれるいろいろな生活に取り入れられる工夫があり、個人の特性に合う方法を見つけていくことがよく紹介されますが、やはりストレスを少なく脳疲労を抑えるために質の良い睡眠・適切な食事・適当な運動が発達に凹凸のある方もない方も、すべてに土台となる肝腎要な部分だと感じます。

今回、ご紹介しようとネットで検索をしましたら少し前に比べても情報量が格段に増え、世間の関心が向かっていることを感じました。
それだけこの感覚過敏や発達についての凹凸が身近なものだという認識が広まっていっているのだと思い、この先に光を感じる良い機会でした。

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